投資家向けミーティングにおきまして、当社業績の季節変動に関して多くのご質問がありましたので、皆様にも共有いたします。
当社では、四半期報告書において開示が必要な「著しい季節的変動」はありません。しかし、構造的な傾向として、当社エンジニアの増員状況、稼働日数、お客様の納期などの関係により、若干の季節変動は生じております。
①当社エンジニアの増員状況
当社ではエンジニアを通年にわたって中途採用しております。現状、エンジニアはフル稼働の状態にあり、年度の後半ほど稼働できるエンジニア数が増加するため、売上が伸びる傾向があります。新卒採用のエンジニア候補についてもひと通りの教育研修が終了した秋ごろから稼働が始まるため、当社の第4四半期あたりから売上が伸びる傾向があります。
②稼働日数
半導体カテゴリーなど一部のビジネスには、派遣形態によるものがあります。派遣の場合には、稼働日数が売上高と直結しますので、稼働日の少ないゴールデンウィーク(当社の第2四半期)や、夏休み(当社の第3四半期)は売上高が少なくなります。
③お客様の納期
3月決算のお客様の場合、システムの運用を4月や10月に合わせるご要望をいただくことが多く、それに対応して3月や9月を納期に設定する傾向があります。そのため、短期の請負契約に関しては、当社の第2四半期や第4四半期に売上が多くなる傾向があります。
参考までに、前期(2020年11月期)における売上高の構成比は以下のとおりです。
第1四半期 | 第2四半期 | 第3四半期 | 第4四半期 | 合計 |
22.3% | 26.7% | 23.9% | 27.1% | 100.0% |
(注)前期第1四半期については当社上場前につき監査法人による四半期レビューを受けていない数値により算出しております。
これからも四半期ごとの業績につきましては適時に開示してまいります。